ロココ 愛の巣
- 著者
- ジャン=フランソワ・ド・バスティッド 著/片山勢津子 訳
- サイズ
- 四六判
- 頁
- 176ページ
- 製本
- ハードカバー
- ISBN
- 978-4-86000-515-3 C0097
- 発行日
- 2024/03/01
- 本体価格
- 2,400円
1758年パリにて初版
1763年バスティッドにより改訂され
今に残る『La Petite Maison』
インテリア史専門の著者による本邦初訳
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直訳すると『小さな家(La Petite Maison)』と題されたこの短編小説は、
ある貴族の小さな別邸が舞台となっている。愛人と過ごす快楽の館である。
そこでおこる出来事が描かれる。出来事とは、つまり愛の駆け引きである。
軽い愛の戯れが、当代に名高い芸術に囲まれた空間を舞台に語られる。
時代や文化を異にする読者であっても、
ぐいぐいと愛の巣に引き込まれていくお話である。
(元岡展久「まえがき」より )
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― 目次より ―
プロローグ Prologue
プチット・メゾン Petite Maison
中庭・風除室 Cour・Vestibule
大広間 Salon
寝室 Chambre à coucher
ブドワール(閨房) Boudoir
浴室・化粧室 Appartement de bains・Cabinet de toilette
トイレ・衣裳部屋 Cabinet d'aisances・Garde-robe
庭園 Jardin
娯楽室・珈琲室 Cabinet de jeu・Cabinet
食堂 Salle à manger
ブドワール(閨房) Boudoir
● 訳者について ●
片山勢津子(かたやま・せつこ)
大阪生まれ。京都工芸繊維大学工芸学部住環境学科卒業後、大林組建築設計部、京都工芸繊維大学助手、京都女子大学講師、助教授を経て、現在、京都女子大学名誉教授。博士(学術)・一級建築士・インテリアプランナー。専門はインテリア史・インテリア計画。
大阪生まれ。京都工芸繊維大学工芸学部住環境学科卒業後、大林組建築設計部、京都工芸繊維大学助手、京都女子大学講師、助教授を経て、現在、京都女子大学名誉教授。博士(学術)・一級建築士・インテリアプランナー。専門はインテリア史・インテリア計画。
主な著書:『インテリアの計画と設計』(共著、彰国社、1986・2000)
『図解テキスト インテリアデザイン』(共著、井上書院、2009)
『新しい住まい学』(共著、井上書院、2016)
『図解テキスト インテリアデザイン』(共著、井上書院、2009)
『新しい住まい学』(共著、井上書院、2016)
主な論文:「ランブイエ邸の復元平面図からの考察―17世紀パリの邸館インテリアの発展」(日本建築学会、2010)