約束の場所志村京子詩集
- 著者
- 志村京子
- サイズ
- 140ミリ×200ミリ
- 頁
- 112ページ
- 製本
- ソフトカバー
- ISBN
- 978-4-86000-519-1 C0092
- 発行日
- 2024/07/10
- 本体価格
- 1,500円
約束の場所 ~ obviam fieri ~
十代、二十代の混乱した心と頭を救ってくれたのは、
あらゆる分野の芸術と心理学、哲学でした。
混乱した頭を再構築するために始めた詩作は、
自己と向き合い、自己を客観化する行為そのものでした。
今でも人類の叡智と芸術は、
わたしに喜びを与えてくれる生きるための糧です。
わたしはかなり時間を浪費してしまいましたが、
「もう、後がない」という思いから、
自作を一冊にまとめてみたいと思うようになりました。
―――――― 「あとがき」より
*** 目 次 ***
消毒臭
感官
感触
クリムソンレーキ
初冬
午前七時
ガラス窓
隠遁
Le Vide
約束の場所
存在の憂鬱
存在あるいは不在
矛盾の薔薇
増殖する個体
2Pianos
野原
善悪の此岸
嘔吐
洗礼
イヴの果実
或るために為すこと
lesson one 「これはコップです」
猫の名前のお店
食事あるいはバナナ
マルコ
● 著者について ●
志村 京子(しむら きょうこ)
1955年東京都生まれ。
本大学鶴ヶ丘高等学校美術科中退。
長い引きこもりを経て、飲食業、介護職、清掃業に就く。
現在、老人ホームの厨房に勤務中。