書きかけのラブレター森田好子詩集
- 著者
- 森田好子
- サイズ
- A5判
- 頁
- 256ページ
- 製本
- ハードカバー
- ISBN
- 978-4-86000-505-4 C0092
- 発行日
- 2024/03/01
- 本体価格
- 1,800円
作者の育った時代はまさに沖縄の過渡期。身近な人から聞いた戦時下の
悲惨な話の奥にある感動が詩篇となって編まれていきました。
1章から3章までは沖縄のことを、4章から6章までは日常をありのままに
作者独特のワールドで読み手を惹きつけていきます。
森田好子さんをひとことで言うならば「土」の匂いのする人。
その土はほっこりとして柔らかく、養分をたっぷり含んだ土です。
ちょうど春の芽吹きの匂いのする土と言えばよいでしょうか。
(高丸もと子)
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< 目 次 >
―― LOVE & PEACE
Ⅰ 島に咲く
父と母/ふるさと/なんくるないさ 愛がある/島に咲く/釣り/蝶の園
森に抱かれて/しいなの森/ヒスイカズラ/生まり(れ)島今帰仁村(なきじんそん)
豊年祭り/慰霊の塔/やがんな島/バナナの思い出/赤しょうびん
Ⅱ 私に託された言葉―命(ぬち)どぅ宝
抱っこしてもらえたのに/アームさんの喫茶店/時計―アームさんの喫茶店での話
生き抜く/アメリカーはひーじゃ目玉(みんたま)/祈り/少年兵/勝っちゃん よく来たね
捕虜収容所/分かれ道/これでも高志(こうし) ほんとかね?
Ⅲ 琉球政府だったころ
美傘(ちゅらがさ)/お兄ちゃんの宝物/とぅんぐわぐむい/花かくし/花と遊ぶ
フェー台風/凸凹(でこぼこ)缶詰/お母さんの思い出/おにぎり/シィークワーサー狩り
ああ 命薬(ぬちぐすい)/おじいさんとハブ/お父さんとハブ/お母さんとハブ
きょうだいげんか/満天の星/琉球政府
Ⅳ ありのまま
ひ・み・つ/恋愛/水たまりがいった/高い所からではございますが/ベニシジミ
全ては掌の中にある/炊き出し/真っ赤に咲く/幸せの貯金箱/ネバーエンディング
Ⅴ 学校
魔法/あの子/こいつ/学校っていいなー/食育/幸一君 がんばれ/アオサギ
ボクはドーベルマン/ふうふうふう/卒業生を送る会
Ⅵ ありがとう
呪文をかける/深酒するなー/どうして?/いしかりなべ/ううん おいしい/おはなし
だいすきだよ/赤ちゃんがコロナに/わたしピンクねこよ/りりかちゃん/たんぽぽ
たんぽぽがすき/おうたがすき/プラタナスの葉音/麦の詩(うた)
*
生きたい・死にたくない/お恵みを/ブッセロの街/言葉/空/ありがとうの別れ
弔いの日/俺は太陽だー
―― 一行の詩に
『書きかけのラブレター』に寄せて 高丸もと子
あとがき
楽 譜 (作曲 物部一郎)
LOVE & PEACE/あの子/エイサー/ちゅら ちゅら 沖縄
写生会/家/森子の信念を讃えて