国語屋の授業よもやま話 ―声が聴きたい ノートが見たい
- 著者
- 加藤廣行
- サイズ
- 四六版
- 頁
- 162ページ
- 製本
- ソフトカバー
- ISBN
- 978-4-86000-246-6 C3037
- 発行日
- 2012/12/01
- 本体価格
- 1,500円
絶妙な語り口で伝授する
ほんとうに役立つ授業のコツ
子供たちのまちがいには意味がある!
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「仕事は何ですか」と聞かれれば、「国語屋です」と答えております。あまり聞かない言い方ですよね。筆者も、自分がそう言い出すまでは聞いたことがありませんでした。八百屋とか肉屋とかはありますが、この類だと「技術屋」というのがありますね。「私はもともと技術屋で」なんて言っているのを聞いたことがございます。
いい響きですよね。魚や野菜を売るように技術を売る、まるで目に見えるもののように。そこが人の意表を衝いて新鮮、素適です。工業関係のエンジニヤの方がそう自称しておられるようです。それに倣って国語屋、知らず識らずのうちにそのように言い慣わしております。
(本文より)
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-------目 次-------
背負い
初志を忘れず
総合感冒剤
三太の贈り物
そば鳴り
言葉の海
間違え方がすてき
行間を作る
表現問答
既にバイリンガル
ワークシートタクシー説
副作用
話し合い活動の憂鬱
小言幸兵衛
見えれば分かる