大切なものって何だろう ―核・震災・そして文学
- 著者
- 寺沢京子
- サイズ
- 四六版
- 頁
- 200ページ
- 製本
- ソフトカバー
- ISBN
- 978-4-86000-250-3 C0095
- 発行日
- 2012/12/24
- 本体価格
- 1,500円
新しい道への誘(いざな)い
― 閉塞感を超えて
寺沢さんには、物事の本質を見きわめる澄んだ目と心がある。
それは彼女の「天性」と呼びたくなるのだが、それだけで成り
立つのではないと思う。確かに、彼女のことばは宝石のような
輝きに満ちているのだけれど……。
日々の生活が彼女の五感を洗ったのだ。
(左子真由美)
------ 目 次 ------
桃の花/かざぐるま/この道/日記から―阪神大震災/表情
マージナルな場/紙ふうせん/若者たち/浄水器/女性専用車両
タラント/廃線のトンネル/「なぜ」/大切なことって何だろう
父の思い/スポットライト/沖縄/母/ロンドンへの旅/福島から花巻へ
* * *
一つのメルヘン/エンデのファンタジー/隠喩―高野喜久雄の詩において
比喩の魅力―天野忠の詩/機会詩について/神戸―神の戸口
ヒロシマというとき/生への希望―原爆文学において/自然と人間
メディアと想像力―英国女流詩人のヒロシマ・ナガサキ
過去と未来をつなぐ/宮沢賢治の童話から学ぶ