美しい本作りならおまかせ下さい。自費出版なら「竹林館」にご相談下さい。

出版社 竹林館  ホームへ戻る

  • お問い合わせ06-4801-6111
  • メールでのお問い合わせ
  • カートの中を見る
ホーム > 詩歌 > 酊念祈念 Ⅳ

酊念祈念 Ⅳ有原一三五詩集

著者
有原一三五
サイズ
A5判
92ページ
製本
ソフトカバー
ISBN
978-4-86000-446-0 C0092
発行日
2021/05/10
本体価格
1,500円

個数  

 

 

 

Arihara Isao

 

 

 

          待望の第四詩集

 

 

 

 

 

本詩集から詩人の

 

野山に分け入る足取りの確かさと

 

草花を摘み取る手つきの鮮やかさが

 

浮かびあがる

 

 

 

            ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

酔うほどに覚めてくる存在、覚めていることの酔っぱらいを

 

人は詩人と呼ぶのであろうか。

 

余白に、枡目を浮かべ生まれた日の声を今日に招来する営為。

 

詩を居場所と定めた作者は、

 

すべての読者を詩の湧き立つ泉へと誘うだろう。

 

酔おうではないか

 

そして今に覚めようではないか。

 

 

 

 

           ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

交互通行の信号が赤に変わり

 

停まった 点滅する待ち時間

 

向こうからの幼い群れ

 

つややかな風

 

ササユリの香り

 

その新しい風に伝えたい

 

こちらのこと、いままでのこと

 

 

 

            ―――「閉眼(クローズヨーアイズ)」より

 

 

 

 

 


著者について

 

有原一三五(ありはら いさお)

 

1949年3月 鳥取県米子市生まれ
2021年3月 島根県江津市在住

 

詩 集 『酊念祈念』(2009年7月)
    『酊念祈念  Ⅱ』(2013年7月)
    『酊念祈念  Ⅲ』(2017年6月)

 

所 属 山陰詩人