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ホーム > 詩歌 > ベンツ 風にのって

ベンツ 風にのって熊井三郎詩集

著者
熊井三郎
サイズ
A5変型判
136ページ
製本
ハードカバー
ISBN
978-4-86000-429-3 C0092
発行日
2020/04/20
本体価格
2,000円

個数  

 

 

やなこった 

 

じゅげむ

    醤油

      のめ

ごこう

    松葉

      いぶせ

すりきれ

    指

      おとせ

かいじゃり

    山に

      はしれ

 

 

 

 

よく見える目、よく聞こえる耳、

白を白と言い、黒を黒と言う、全てを灰色に濁さない口。

詩人・熊井三郎は、ものごとや人間を見極め、

世界を映し出す澄んだ鏡をもっている。

彼のユーモアと凄みは、

愛情に裏打ちされたものにほかならない。

 

 

 

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こげん奴ば

野放しにしておけるか

まっこつ

危のうしてかなわん

 

 すいぎょうまつよ

   うんらいまつよ

    ふうらいまつよ

 おっ立たんか

   たからんか

     おらばんか

ほれ

  手ごさがっちり組んで 

前へ!

 

       (「拒む」より)

 

 

 

 


著者について

 

熊井三郎(くまい・さぶろう)

 

所属 詩人会議(月刊「詩人会議」)
   大阪詩人会議(季刊「軸」)
   風刺詩ワハハの会(「腹の虫」)
   関西詩人協会
   日本現代詩人会
   九条の会詩人の輪

主宰 100円詩集の会(季刊「100円詩集」)
   個人総合誌「詩ん風(しんぷう)」

季刊著書 詩集『誰か いますか』(第42回壷井繁治賞)
     研究誌『知られざる戦時下の抵抗詩人 階戸(しなと)義雄の生と詩』