若嶋家の食卓主婦のフレンチおもてなし 短歌を添えて
- 著者
- 若嶋利惠子
- サイズ
- 170ミリ×180ミリ
- 頁
- 136ページ
- 製本
- ソフトカバー
- ISBN
- 978-4-86000-410-1 C0077
- 発行日
- 2019/11/08
- 本体価格
- 1,800円
Bienvenue chez Wakashima
フランス料理にはどんな調味料が使われているのか?
こんな好奇心から私の旅は始まった。
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その旅は、あるドキュメンタリーの一場面を見たときから本格的になります。
それは、奥様を亡くされたあるフランスのお年寄りが、食事をする場面でした。
料理を作りそれを台所におくと、食堂のテーブルにクロスをかけ、
一品ずつ台所から持ってきて、いただくのです。
それはフルコースのように食事を楽しんでおられるという感じでした。
そう、自前のフルコース!
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おもてなしとは、日本人の人としての自然な対人行為なのである。それがなによりやまとことばに内蔵されているのである。つまり、その本質は「やさしさ」にある。
この「やさしさ」にあたる英語はない、という。日本の風土と、日本語で生活をするなかではじめて感じられる「癒し」のことばなのである。
(若嶋眞吾「『やまとことば』はおもてなし言語である」より)
● 著者について ●
若嶋 利惠子(わかしま りえこ)
広島県生まれ
大阪教育大学美術学科卒業
大阪市立小学校教諭として勤続20年
華道 未生流師範
茶道 裏千家助講師
専業主婦・フレンチ独習
自宅でフルコースのおもてなしを始め、
現在に至る