私のアフリカ、私の旅繊維から教育へ、そして草の根NGOへ
- 著者
- 深尾幸市
- サイズ
- 四六判
- 頁
- 272ページ
- 製本
- ハードカバー
- ISBN
- 978-4-86000-375-3 C0095
- 発行日
- 2018/03/10
- 本体価格
- 1,700円
My Africa, My Journey
From the Textile to the Academic World and NGO Grass-root Activities
紡績マンとして駐在した経験はアフリカの原体験となった。
「アフリカの原体験」が日本と海外を結ぶ教育者へ、
またNGOを通じてアフリカ支援へと、
今日まで著者の活動を支える情熱のエンジンである。
熱いアフリカ、熱い旅、熱い思い
私たちはみな アフリカから来た
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ナイジェリア人を語るとき、まず時間の観念がないことを言わねばならない。
約束の時間を大幅に遅れても気にしていないし、「私」が「公」に優先する。
例えば銀行へ小切手を取りに行くと、行員は次々にやって来る知人・友人とのおしゃべりが先で、
例外もあろうが、半日ぐらい待たされるのが普通である。当然、昼食時間は対応してくれない。
途上国では共通かもしれないが、給料日は仕事をさぼって多くのワーカーが銀行へ引き出しに行く。
振込組と現金渡し組がある。
マネージャーは体面を重視し、面目を失うことを極端に恐れる。
自尊心の塊。彼らと付き合うにはこうした点に留意しなければうまくいかない。
(「ナイジェリア人気質」より)
著者について
深尾 幸市(ふかお こういち)
1939(昭和14)年 9月4日、岐阜県に生まれる
1958(昭和33)年 大阪府立市岡高等学校卒業
1963(昭和38)年 関西学院大学経済学部卒業
同年、大日本紡績株式会社(現ユニチカ)入社
国内勤務(経理部、原綿課、秘書室、国際本部)を経てナイジェリア、ドイツに駐在
その後、大阪城南女子短期大学事務局長、森ノ宮医療大学顧問
2014(平成26)年
大阪大学大学院人間科学研究科国際協力学博士後期課程単位取得満期退学
大阪青山大学客員教授
現在、大手前大学客員教授、Rogationist College およびPhilippine Missionary Institute交換客員教授、
NPO法人ERP教育研究所顧問、NPC大学問題研究所客員研究員、
国際ボランティア学会理事、アフリカ日本協議会理事、NGO SESCO副理事長、
日本アフリカ学会・アフリカ協会・民間外交推進協会、各会員
著書 『ボランティア その理論と実践』(編著 久美株式会社 2004年)
『知の散歩道』(私家版 2014年)