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ホーム > エッセイ・評論 > 詩を生きるために ―近・現代の超克

詩を生きるために ―近・現代の超克文学・詩学論集

著者
尾崎まこと
サイズ
四六判
528ページ
製本
ソフトカバー
ISBN
978-4-86000-543-6 C0095
発行日
2025/09/10
本体価格
2,600円

個数  

 

 

 

 

本著は哲学的思想で、詩人という人間存在の

 

悲しくも美しい人生の深淵を問う。

 

「孤立した個」「自分だけの神探し」「『私』と『虚無』」など、

 

近・現代の包括的核心テーマを、

 

しなやかな筆致で明快に解き明かしていく。

 

朔太郎、中也の抒情的系譜を継ぐ詩人による渾身の書。

 

 

                 (中村不二夫)

 

 

 

 

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 Contents --------

 

 


 
 Ⅰ  戦前・戦中の詩人論  

 


小野十三郎の初期詩集におけるエディプス的構造


新・中也論 ――重力と恩寵


宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 ――ジョバンニ少年の性


リルケ『マルテの手記』 ――都市において詩は可能か


元祖「萌える男」萩原朔太郎 ――言葉に萌える


一行詩として読む尾崎放哉 ――言葉の果つるところに詩ありき


戦前のモダニズム詩 ――人間の変容

 

 



 Ⅱ  戦後の詩人論 

 


田村隆一論 ――現代詩というイデオロギー


「まど・みちお」試論 ――失われた手紙をめぐる冒険


寺山修司 ――わたしという虚構


室生犀星・絶筆「老いたるえびのうた」ほか


ほんとは怖い谷川俊太郎 ――それ(エス)が語る、宇宙


新川和江論 ――生の過剰


石牟礼道子『苦海浄土』 ――闘う抒情

 

 



 Ⅲ  文学論・詩論・芸術論 

 


科学と神 ――なんのための詩であるか


芸術とポエジイ ――近代絵画の光と闇


〈講演〉現代詩の希望 ポエム「風」フェスティバル2014


ギリシャ悲劇『オイディプス王』 ――母を巡るエロスの形式


村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』 ――「空虚」とはなにか?


西田幾多郎の「哲学の道」を歩く ――位置から場所へ


カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』 ――人形の魂

 


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詩に関する覚え書き

 

  

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著者について
 
尾崎まこと(おざき・まこと)
 
詩人・写真家
1950年大阪生まれ 羽曳野市在住
 
関西大学文学部卒業
現在、㈱竹林館編集企画室・室長
専属ライター・フォトグラファーを兼任
 
関西詩人協会・日本現代詩人会・まほろば ―21世紀創作歌曲の会 各会員
詩誌「イリヤ」主宰
総合詩誌「PO」編集長
JPIO公認フォトインストラクター
 
2008年 詩を朗読する詩人の会「風」〈最優秀賞〉
2016年 総合写真展〈東京都議会議長賞〉
他、詩・写真部門にて多数の受賞歴有
 
著作 2007年 詩集『カメラ・オブスキュラ』(竹林館)
   2010年 童話集『千年夢見る木』(同)
   2012年 詩集『断崖、あるいは岬、そして地層』(同)
   2015年 絵本『にゃんこの魂』(同)
   2017年 写真集『記憶の都市 大阪・SENSATION この一瞬 その永遠』(同)