河内つれづれⅡ
- 著者
- 伏谷勝博
- サイズ
- 四六判
- 頁
- 190ページ
- 製本
- ソフトカバー
- ISBN
- 978-4-86000-358-6 C0095
- 発行日
- 2017/05/01
- 本体価格
- 1,300円
河内は
日本の隠れた原郷
ではないだろうか。
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エッセイで綴る河内風土記
河内に生きる喜びと誇り
河内四部作・完結編
河内に生まれ
河内に生きた
河内びとの思いつれづれ
〝朝に仰ぐ金剛の峰、夕べに渡る石川の水〟
これは母校富田林高校の校歌の冒頭の一節である。南河内に生まれ育った者は、二上山から葛城、金剛、岩湧と続く連峰と石川の流れには絶ちがたい愛着を感じている。先日の八・三集中豪雨のように時には荒々しく咆哮する石川も、流域の人々に限りない恵みを与えてきた。
私自身南河内に生まれ、結婚後の一時期を除き、三十余年間朝な夕なに金剛の峰を眺めて過ごしてきた。
私の生まれたのは、昭和二十九年町村合併により河内長野市が誕生するまでは、旧南河内郡川上村といい、南端は奈良・和歌山の両県に接する人口千百人の山村であった。村内には観心寺、延命寺、河合寺といずれも南朝に由緒ある古寺名刹があり、私は延命寺の近くで生まれた。
(「河内の野面」より)
● 著者について ●
エッセイスト。昭和14年1月大阪府南河内郡川上村(現河内長野市)生まれ。
大阪市立大学法学部卒業。
大阪市立中央図書館館長、河内長野市助役歴任。大阪府河内長野市在住。
著書『河内の野面』(平成15年 文芸社)
『河内つれづれ』(平成20年 竹林館)
『河内の四季つれづれ』(平成23年 竹林館)