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ホーム > エッセイ・評論 > 近現代文学研究の可能性

近現代文学研究の可能性若き研究者ともに

著者
平野栄久編著
叢書名
ソフィア叢書16
サイズ
四六
222ページ
ISBN
978-4-86000-86-2 C3395
発行日
2005/08/31
本体価格
1,600円

個数  

 本書は姫路獨協大学の平野栄久先生の編のもとに、若き研究者の8人の先生方の論文集です。現代は文学や文学研究にとっては「冬の時代」かもしれませんが、若い研究者を育てていこうという熱意や暖かさ、若い先生方の文学への姿勢は、「春の時代」への第一歩を切り開くかもしれないと思わせるものです。

目次
大学における文学教育・研究の現状と問題点      平野 栄久
故郷を象徴する父―夏目漱石『心』論―        徳永 光展
「其面影」の語り手―その役割と表現位置―      菅原 友博
芥川龍之介「蜜柑」―「私」がつくる物語―      田中 郁子
初期三島文学小論―物語世界としての海―       中山 龍志
石川淳「白描」論―ブルーノ・タウトとの関連―     三谷 修
村上春樹初期三部作論 ~「僕」の存在理由を求めて ~ 吉原 千秋
窪川鶴次郎の文学と佐多稲子             北川 秋雄
平野栄久「大学における文学教育・研究の現状と問題点」より