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ロシア連邦の迷走最も近い国の民族と最新の動向を知る

著者
池永孝
叢書名
春秋新書11
サイズ
新書
126ページ
ISBN
978-4-86000-0- C0000
発行日
2001/01/05
本体価格
800円

個数  

最も近い国の民族と最新の動向を解説。

 ロシアといえば、首都モスクワが遠方にあることや、民族・文化的にも中国や朝鮮とは異なりはるかに遠く、縁が一段と薄いことは否めない。しかしながら、ロシア連邦の民族の中には。日本人のルーツといわれる民族が住んでいることも事実であるし、それにロシア人は予想以上に日本文化に関心を持っている。それらの辞令は、本文にて述べていくが、たまたま二〇〇〇年七月のサミットに来日した、ロシアのプーチン大統領は、柔道愛好家で沖縄の道場を、更に9月の日露首脳会談時には、講道館を訪問して実技を披露した。
 本年はソ連邦崩壊してから、十周年に当たる。十年前の一九九一年といえば、一月に湾岸戦争が終了、そして暮れの十二月にソ連邦が六十九年の幕を閉じた激動の年であった。その崩壊の理由を巡って、さまざまな議論が交わされたが、どうも短絡的な理由が交わされることが多かったように思えた。そこで筆者はソ連邦崩壊について、これまで必ずしも顧みられることの少なかった民族問題に焦点を当て、崩壊の原因を探り、その後のCISの結成そしてその中核としてのロシア連邦の瞑想について述べることにした。瞑想といえば、相手に対して失礼に当たる表現と捉えられるかもしれないが、内容を読んでもらえれば決してそのようなことはなく、日露友好を願って執筆したものである。