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詩賛 大津絵

著者
村田辰夫
サイズ
A5判
67ページ
製本
ソフトカバー
ISBN
978-4-86000-135-3 C0092
発行日
2007/10/10
本体価格
1,500円

個数  

江戸・元禄時代から伝えられている「大津絵」を
今に甦らす現代詩
ユーモア、風刺、方言を盛り込んだ戯れ歌
大津絵画賛の詩


江戸は元禄の時代から滋賀県大津に伝わっている「大津絵」。その大津絵をモチーフにまとめられたユニークな詩集です。中には大津絵の楽しい絵がカラーやモノクロでたくさん収められています。
大津絵の伝統を伝えつつ、詩の楽しさを味あわせてくれる、ビジュアル現代詩。


おや おかし どっちが重いの 釣鐘と提灯
猿の担いだ天秤は 提灯下がり 釣鐘上がる
どっちが軽くて どっちが重い
世の常は 提灯軽く 釣鐘重し
あなおかし この絵のさまは順逆逆順
ああ かなし これは言われこし仲 ああ
釣鐘 提灯
まさかさかさま

ところであなたの提灯はなに
あなたにとっての釣鐘は

                (「釣鐘と提灯」より)