【絶版】乱視のつぶやき 吉田叡隆詩集
- 著者
- 吉田叡隆
- サイズ
- A5判
- 頁
- 226ページ
- 製本
- ハードカバー
- ISBN
- 978-4-86000-212-1 C0092
- 発行日
- 2011/05/20
- 本体価格
- 2,000円
【 完売しました 】
ユーモアと諧謔で打ち鳴らす
108つのことばの鐘
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詩の核心は、人間の情念をいかように表現するかにあるが、
著者はそれを悶絶・疑問・快感・憤慨・感動のテーマに分類して、
日常の断片的な事象を警鐘のように指摘しており、決して“乱視”ではなく、
現代人が忘れたこころを正視したメッセージでもあろう。
(佐藤勝太氏跋文より)
東西南北
北に「ならず者」と呼ばれる
「将軍」あれば
行って「そう無茶をするな」と言い
南に「警察官」と呼ばれる
「寄り合い」あれば
行って「そう武器を使うな」と言い
西に「意地の張り合い」あれば
行って「そこそこにしたら」と言い
東に「金持のボンボン」あれば
行って「しっかりしいや」と言う
そういう者に
私はなりたい